闘病記

病気が治らないのは「医者のせい」ではない。

こんにちは、えのかぷさいです。

息子がクローン病になってから、同じクローン病の方の日常生活を収集するようになりました。特にブログやTwitterにはお世話になっております。

その中で、「腹痛による通院を始め、その後病院をたらいまわしにされた挙句原因がわからないまま倒れ救急車で搬送。結果、クローン病と診断され1年間の入院治療と絶食を余儀なくされた。」という方(以下、Aさん)がおりました。なんでも救急車で搬送された時には「腸はボロボロ」の状態。切除に狭窄、ストマ。

現在は鼻チューヒュミラなどで寛解維持中らしいのです。こうなったのも、最初の通院から数えて4か所の病院で診察を受けたにも関わらずクローン病が発覚できず、整腸剤や胃薬的なものしか処方されなかったらしく、その間クローン病の症状は悪化を続けたのが原因だと。もっと早く適切な治療を行っていれば、ここまで重度にならなかった(可能性が高い)との事。

これなんですが、結論から言うと「クローン病を見つけられなかった医者が悪い」のではなく、「運が悪かった」としか言いようがないんですよね。

というのも、息子の場合は入院期間も絶食期間も、手術も薬もAさんに比べたら全然軽いですし、それは「早期発見」だったのが大きな要因なんですよね。検査入院に踏み切るに「親の観察と判断(過去日記参照)」もありましたが、主には医者(現在の主治医)の判断が大きかった事実があるのです。

もっと早く適切な治療を行って入れば重度にならなかった」という最終的に医者の診察結果がある以上、「最初の病院でちゃんと診察&検査してくれてれば、こうはならなかったんだ」というのはその通りですが、かと言って、その病院を責める事はできないのです。

それは、Aさんもブログで言ってました。

「もっと早く分かっていれば、こんな事にならなかった。でも、医者は責められない。」

病気を治す為に知識技量を多く勉強し経験してきた「医者」です。もちろん、その中には経験時間による「知識・技量の差」はあるでしょうが、だとしても明らかに僕たち一般人にはできない「病気の治療」ができるからこそ責められないのです。

以前、僕の父親が心筋梗塞で手術をしました。手術をする前に「同意書」にサインをしました。同意書の内容は「成功しなくても責任は負いません(もっと丁寧な内容です)」的な事が書かれていました。

当時、僕は同意書にサインする時「何言っちゃってるんだよ無責任な」と思いましたが、かと言って「手術してもらわないと先に進まない」ので承諾しました。

そういう事なんですよね。「責任負わない?じゃーやめた」ってわけにもいかないんですよ。その病気の前では僕達は無力で、治る可能性を選ぶとすれば責任云々ではなく「医者に賭ける」しかないんです。

もちろん、今では手術前の同意書については「一定の責任を負わない旨同意を得るのは当たり前の事」だと理解しております。

が、でもやっぱ。うーん。大事な人が目の前で病気で居なくなっちゃって、その時医者がいたら「なんで!?」と責めちゃうかも!先に謝っとくごめんなさい!

ではまたっm(__)m

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